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辞書を引くのは勉強ではない

どこかのお偉い先生方のおかげで
辞書引き学習なんてものが
十年くらい前から流行っていますよね。

付箋の数が多ければ多いほど頭がいいみたいな
馬鹿で無意味な競争。

ああいうのが私は一番キライです。
意味のない勉強、
効率の悪い勉強、
子どもに苦行を強いるだけの勉強
辞書引き学習はこれのすべてに該当します。
小学校1,2年であれば時間は無限にありますし、
反抗もしてきませんから
時間の無駄遣いをするのもいいかもしれませんね。
あくまでお遊びの一つとして。

辞書引けば頭がよくなると思ってる方も多いかと思います。
学校の先生や塾の先生も
「わからない言葉がでてきたら辞書を引きなさい。」
「わからない英単語は予習として辞書を引いてきなさい」
よく言いますよね。

そりゃ、先生のように毎日10時間勉強してきた方なら
そのうちの1時間を辞書引きに費やしてもいいでしょう。
でも、たいていの子は1時間の勉強にも
手を焼くレベルです。
その1時間を辞書引きに費やしてどうなるのでしょう?
私に言わせれば、
その1時間の辞書引き学習は
5分ほどの中身しかありません。

だって、紙をアイウエオ順にペラペラめくることの
どこが勉強なんですか?
ただの作業でしょ。

辞書引くのは最終手段です。
周りに聞く人が誰もいない。
周りが自分よりバカばっかりで全く当てにならない。

こういう時に使うのが辞書。
子どもが「漢字がわからない!」
「言葉の意味が分からない!」
と言い出した時は
親はわかってる範囲で構いませんから
さっさと教えてあげましょう。
辞書を引くはずだった無駄な時間は
その言葉や漢字を覚えるために有効利用できます。
親御さんが自信ないならスマホで
さっと調べてあげてもかまいません。

簡単に教えてしまっては記憶に残らない。とか
自分で調べるのも勉強だ!とか
思ってる人もいるかと思いますが、
あまりに効率が悪い。
同じ言葉を二度、三度調べることってよくあるでしょ。
引いただけで覚えられるわけないのです。

英単語で考えてみればよくわかると思いますが、
英単語の意味を30個調べて、
ノートに書くだけで1時間はかかるでしょう。
もちろん、調べただけでは全く暗記できていません。
翌日には95%は忘れているでしょう。

でも、1時間を英単語の暗記に使っていれば、
20個くらいは英単語覚えられますよね。

これが1年になると、
とんでもない差となって
現れてきます。

無駄な作業に時間を費やして勉強した気になっていませんか?
単語カードに暗記事項を書くだけの勉強や、
分かっている漢字まで
一律、10回ずつ書く漢字練習。
本当に無駄です。
歴史年号暗記カードを手書きで作ると
3日くらいはかかりますかね。
親がパソコンでサッと作ってあげれば、
1時間ほどでできます。
しかも、手書きよりも何倍も綺麗に。
作成にかける3日間で
9割方暗記できるはずなのに。

黒板に先生が書いたまとめを
写して書くだけの授業。
これも全くもって無駄です。
先生が、あらかじめプリントにして配ればいいだけなのに、
わざわざ、ノートに書き写しさせる。
字の綺麗な子はノートを見返すこともあるかと思いますが、
字の汚い子は、ノートなんて二度と見ません。

黒板に書いてたまとめは2種類のプリントにして、
1枚はそのまま授業のまとめ
もう1枚はそのまとめを穴埋め式にして
黒板写しをしていた無駄な時間は、
穴埋め事項を暗記させるのに使わせる。
これこそ、試験に直結する勉強です。

学校の先生であれば、
そんなクソみたいな授業するのもいいでしょう。
公立の小学校の授業というものは
効率を追求するものではありませんし。
でも、塾には高いお金払って通っているのです。
そんなクソ授業されてはたまったもんじゃありません。
プリント配れば済むだけの授業に
何万も払うなんて私には理解できませんし
時間の無駄です。
志望校に合格させるのが塾でしょ。
効率の悪い勉強法を指導してどうするのでしょうか?

そんな塾に行くのなら
市販の教材を音読してるだけの方が
よっぽど効果は高いと私は思います。

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by 38karano | 2015-03-06 06:10 | 勉強法