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算数先行逃げ切り型の勉強

塾のカリキュラムで一番納得のいかないところがある。
それは、4年生から理科と社会の授業があるというところ。

4年生から山地山脈や川の名前を覚えて、
それを6年生の終わりまで維持し続けることになるのだが、
これほど無駄なことはない。

中学受験で要求される知識なんて
大学受験と比べたら雲泥の差。
詰め込もうと思えば、3カ月でどうにかなるレベル。
しかも公立の小学校でも、ある程度の知識は
教えてくれるから、全くゼロからのスタートというわけでもない。
もちろん、都道府県の名前や地名など
地図に馴染んでおくのは
早いうちからがいいと思うが、
必要なのはその程度。

4年生から授業を受ける必要など全くない。
理科社会に割いてる時間があるならば、
算数をどんどん進めていくべきだと思う。

算数ほど安定して点数を計算できる教科はないし、
算数ほど他の受験生に差をつけることのできる科目はない。
そして、算数は一度マスターしてしまうと、
あとは、ちょこちょこメンテするだけで
成績を維持することができる。
国語も性質的には同じ。
一度できるようになると、
少しのメンテだけである程度の点数が期待できる。

理科や社会みたいに、定期的に最初から
覚えているかどうかをやり直す必要がない。

もちろん、我が家のように夏休み過ぎまで
理社に手を出すなといっているわけではないですよ。
でも、せめて5年生の終わりまでは、
算数、国語に100%の力を注ぐべきかと。
そして、5年生の終わりの時点で
算数が1番の得意科目になっているのなら、
6年生の1年間は理社に全力を注ぐことができます。

どうせ、塾に通っていても
4、5年のうちから理社を家で頑張っている子など
ほとんどいないのでしょう。
だとしたら、塾の授業は無駄でしかない。
復習に時間を割くことができないのなら
その授業は無駄でしかないです。
4,5年は算数と国語メインで勉強を進め、
6年で一気に理社を完成させる。
そういうカリキュラムを組む塾があってもいいと思うのだが、
全くもって見かけない。

効率よく生徒を合格させることよりも、
理社の先生に給料を払ってあげることの方が大切なのでしょう。
もしくは、模試で理社の偏差値30台のまま放置していると
文句を言ってくる保護者がいるせいなのでしょう。
どちらにしても、子どもにしわ寄せがくる。

日能研でも6年生の夏ごろになると
メモリーチェックが配られますよね。
「君たち4年生のときやったことなんて多分、覚えてないよね。
それどころか、最近やったことも、頭の中でぐちゃぐちゃでしょ。
これあげるから、最初から覚え直してきてよ。」
こういう意図で配られてるはずです。
なのにこの時、算数が完成してないと
理社なんてやってる場合じゃなく、
結局試験に間に合わなくなる。

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うちの子はこの4月から中学生です。
中学生以降は、英語と数学がメインとなります。
英語と数学さえ完成してしまえば、
あとの科目は短期間でどうにかなります。

極端な話、科目数の多い国公立大入試では、
理数系なら、英語と数学にかなりの傾斜配点が課されることになるので
国語で0点取ったとしても合格圏にはいれます。

理科社会も学校の授業さえ真面目に聞いていれば、
あとは、高2以降必死になるだけで何とかなるでしょう。
高1までの4年間は、英語と数学の2科目だけ
クラストップになることを目指してもらおうかなと思っています。

ちょっと話がそれましたが、
私が言いたいのは、5年生の終わりまでは
理科社会がどれだけ成績が悪くても気にしない。
ただし、算数は一番の得意科目にしておくこと。
それだけです。