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苦手科目・苦手分野が生まれるわけ

これは私が中学受験性だったころの話。

いまからもう30年近く前の話ですが、
私は関西の某有名進学塾に通っておりました。
最上位クラスに所属し、算数が得意科目であったのですが、
成績にはかなりのムラがありました。

毎週のテストで、できるときはクラスでも上位5人に入る。
できないときはクラス平均点前後。
そのムラの原因ですが、当時の私もわかっておりました。

食塩水の濃度問題は全飛ばし!どうせ入試には出ないだろう。いや、出ないでくれ!
曜日計算もなぜ1を足すのかわからないけど、とりあえず足して計算したほうが正解の可能性が高い。
時計の角度の問題もできないけど、こんな問題、出ないよね??
学校はいくつか受験するから、苦手な問題が出いところは必ずあるはず!!

こんな感じ。
穴ぼこだらけなんですね。
穴ぼこがあるのはわかっていましたが、
小6の私にはそれをどうすることもできませんでした。
塾からの課題は多いですし、
私の勉強をチェックする人もいませんから、
勉強はやりたいところを中心にやってしまう。

算数はヒラメキの科目だと信じ込んでいるので、
できないのは復習が足りないとは思わず、
ヒラメキが足りないからだと思いこむ。
問題を解くことでヒラメキを養おうと考え、
新しい問題を解き、答え合わせが済めばそれで終了。
間違えていても、解説を読むなんてことはしません。

もちろん、同じ問題集を繰り返すなんて気持ちは
微塵もありません。
塾で『力の5000題』を3回繰り返すように言われても、
「できるわけないじゃん。
同じ問題集を繰り返す意味がわかんねえ。」

これではできるようになるはずがありません。

お子さんを塾に任せっぱなしの親御さん、
一度、お子さんの状況をきちんと確認した方がいいですよ。
テストで間違えてきた問題は必ずその日のうちに再度やらせる。
できれば、類題をピックアップして解かせる。
そして、テスト1週間後にまた間違えた問題を解かせる。

これをやるのとやらないのとで雲泥の差になると思います。
偏差値60までの学校であれば、算数の問題はひねりがなく
かならず見たことのある問題だけで8割以上構成されています。
復習をきちんとし、典型問題の解き方を暗記するだけで
算数の偏差値は60を超えられると思います。


by 38karano | 2014-10-10 06:35 | 勉強法